【コラム】スペイン語学習、挫折する人・続ける人の違いは?忙しくても続けるヒント集

「英語を学び直したい」、「いつかスペイン語を話せるようになりたい」

そんな思いを抱える社会人の方をネットでもリアルでもとても多くお見掛けします。同時に「時間がない」「続かない」「またも挫折してしまった(泣)」と感じられる方も少なくありません。

仕事、家事、育児、介護…。社会人の毎日は本当に忙しいもの。勤務後は疲労が残っていてパワーややる気が出ない・・・まぎれもなく私もそういうときがあります。一方で、スペイン語学習を続けられる人がいる事実もあります。

語学を続けられる人には、ちょっとした“違い”があります。今回はスペイン語を中心に、「続ける人」と「途中でやめてしまう人」の違いを紐解いてみたいと思います。

社会人になると、「どうせやるならちゃんとやりたい」「時間が限られてるからこそ、効率的にやりたい」と思いがちです。ですが、完璧を求めすぎると、逆に続きません。

  • ノートをきっちりとまとめよう
  • 文法を完全に理解してから進もう
  • 1日30分は確保しよう

このように理想を高く持つのは素敵ですが、それが負担になってしまうと、だんだん語学が“重いもの”になります。逆に私の知るコミュニティで続けている人は、

  • 「仕事で忙しいので、今日は単語3つ覚えるだけでOK」
  • 「意味がわからなくても、とりあえず音だけ聞いてみた」
  • 「やらなかった日もあるけど、また戻ってこれたからよし」

とゆるーくやってますできなかった自分を責めないと言いますが、やれる範囲でゆるく勉強する。続ける秘訣は、完璧主義を手放すことにあります。

社会人にとって、1日のスケジュールはパンパンです。一日あと2時間くらい足されないかな・・・と何度思ったことでしょうか泣。急ぎ仕事を振られて、あるいは育児や介護などにより「勉強の時間を確保する」のは現実的に難しい日も多いはずです。

一方で続けている人は“特別な時間”を作ろうとしません。

  • 通勤電車の中で単語帳を3分だけ
  • 歯を磨きながらポッドキャストを聞く
  • コーヒーを飲みながら文法書を眺める

勉強を「隙間時間」や「日常生活の中に溶け込ませている」んですね。個人的には語学学習は“まとまった時間より、細切れでも継続”がカギです。私が隙間時間ガチ勢の頃は信号待ちのときとかでもカード式の単語帳めくってました汗 さすがにここまでしなくても良いとはおもいますが、ご参考になれば嬉しいです。

語学学習が途中で止まってしまう理由のひとつに、“孤独”があります。何を勉強していいかわからなくなる、成果が見えず不安になる、一緒に学ぶ仲間がいない。

そんなとき、週1回のオンラインレッスンや連絡をとりあえる仲間があるだけで、モチベーションが全然違ってきます。

  • 「また先生と話したい」
  • 「覚えたこのフレーズを早速使ってみよう!」
  • 「失敗しても笑って励ましてくれる場所がある」

人と話す機会があると、語学は「勉強」ではなく「会話の楽しさ」へと変わっていきます。これが語学の神髄です。私がいままでスペイン語を続けられたのは先生とのつながりや絆があってこそで、これらは続けるための大きな力です。仲間や先生の存在はとても大切だと日々痛感しています。

Mundo Contigoの先生達
Mundo Contigoの先生達

忙しい社会人にとって、中断は当たり前だと勇気を持つのも良いと考えています。

  • 忙しい1週間で何もできなかった
  • 長期の出張が入り仕事に忙殺され勉強できなかった
  • 家族の体調不良でレッスンを休んだ
  • はたまた勉強のモチベーションが一時的に消えた

かくいうこの記事を書いている私も海外勤務していたころはろくに勉強できてませんでしたし、関わっているPJが完全に炎上していたときもほぼ勉強手つかず、お休み状態でした。大事なのは、勉強をやめないことではなく、また戻ることかと考えています。

語学は逃げません。培った語学力は、あなたが戻ってきたとき、身体が覚えていたかのように、いつでもまた寄り添ってくれます。

社会人としての毎日は、タスクや責任でいっぱいですが、ゆるーく、ときに止め、仲間の力を借りることで、半年後や1年後こスパンで見た際に語学力は向上しているはずです。¡Vamos poco a poco!