【コラム】Mundo Contigoを運営した一年を振り返り

気づけばもう年の瀬です。時間の経過というのは、こちらの心の準備などお構いなしに、一年をひょいと畳んでしまいますね。気がつけば、今年も終わりです。大掃除はまだですが、記憶の棚卸しだけ先に、、、この一年を少し振り返ってみたいと思います。

まず何よりありがたかったのは、温かい生徒の皆さまとたくさん出会えたことです。これはもう、金銭には換算できません。

「Mundo Contigo の雰囲気が好きです」

「温かみを感じます!」

「レッスン楽しー!」

このような感想を頂戴するたびに、とても温かい気持ちになり、教室を運営していてよかったなと感じます。心の中で飛び跳ねています。当教室は大きな教室ではありませんが、生徒さん一人ひとりの目標や夢に、顔が見える近い距離で、温度を保ったまま寄り添い、伴走できる教室でありたいと思っています。多分、大規模展開は向いていません。性格的にも、体力的にも。。。

個人的な出来事としては、9月に部署異動があり、これが、驚くほどの大当たりでした。…部署内に嫌な人が、いないんです。これは奇跡です。一緒に働く人、一緒に時間を過ごす人が違うだけで、人生の色味はここまで変わるのかと、しみじみ感じています。当教室もそれに見習い、共に講師と時を過ごし、良質な学習時間を提供できたらと考えています。

教室では、DELE対策レッスンや医療スペイン語レッスンなど、新しい取り組みを始めました。その裏で、ホームページを直し、システムをいじり、細かい修正を積み重ね、気づけば「貧乏暇なし」を絵に描いたような日々でした。。。

本業の前後や、週末に一人でやっていて、たまに「大変じゃない?」と言われたりもします。ただ、不思議なことに、Mundo Contigo のことをしているときは、あまり「仕事をしている」という感覚がありません。以前にも書きましたが、これはもうライフワークに近い存在です。

会社にいると、裁量権がなく歯がゆい場面もありますが、教室運営ではすべて自己責任。その代わり、決められる。動かせる。失敗も含めて自分のもの。これは案外ぜいたくな環境です。

そして今年のワーストハイライト(?)は、人生初のデング熱でした。

ゴールデンウィークにコスタリカとグアテマラを訪れ、先生たちとも再会し、気分よく帰国……とはいかず、恐らくコスタリカのマングローブツアーで罹患し、潜伏期間を経てグアテマラ滞在中に発症。

当時はデング熱と気づいてなかったのですが、妙に体が重く、なぜか腕が腫れるなど不思議な症状が次々と出てきて。帰りのグアテマラ空港では、ほぼ床に近い人でした。

それでも不思議なもので、デング熱にかかっても、ラテンを嫌いにはなれません。ただし、もう一度かかりたいかと聞かれたら、全力で首を横に振りますが(笑)。皆さん、渡航時はデング熱に本当にお気をつけください。

さて、そろそろ締めです。来年も、Mundo Contigo に出会うすべての人が、スペイン語を通じて成長を感じたり、目標達成できたり、あるいは居場所を見つけたり、なんとなく前向きな気持ちになれたり、そんな時間を持ってもらえるよう、地道に丁寧に運営続けていきたいと思います。

自分の目が届く範囲だけでも、ほんの少し世界の手触りを良くできたらなと考えています。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。