【語彙】スペイン語で「了解・承知しました・分かりました」を学ぼう

最近グアテマラの先生にとある依頼のメッセージを送ったところ, “Enterada” てかえってきたんですよね。Enterar は 「知らせる」と言う意味は知っているもの一瞬??となり、よく考えると「ああ、これが日本語でいう “承知しました”」なのねと腹落ちした瞬間でした。

そんなきっかけから着想し、日本語では日常的に使っている「了解」「承知しました」などの表現を紹介したいと思います。

「了解」は、仕事でも友達との会話でも日本語でも良く使われますね。スペイン語でこれに一番近いのが Vale.

Vale は「賛成」や「同意」というより、「次に進んでいいよ」という了解の合図です。あるときマヨルカ島のホテルにチェックインしたとき、スタッフの方が設備の説明の際、逐一 ¿Vale? ときいてきたことを今でも覚えています。

尚、大事な連絡や決定事項に対して Vale だけで返すと、相手によっては「軽く受け取られた」と感じることもあります。特に仕事や公式な場面では、Vale よりも後述する De acuerdo や Entendido を選ぶほうが安心なケースもあります。

日本語の「承知しました」は

・同意している場合

・ただ把握しただけの場合

の両方の文脈に使われますね。

同意・受諾の「承知しました

相手の提案や決定に対して、「その内容で問題ありません」という意味での「承知しました」。この場合は De acuerdo. がナチュラルです。De acuerdo は「あなたの言った内容に同意しています」という表現で、会議、日程調整などで使われます (ちょっと固い表現です)。

内容を把握しただけの「承知しました」

一方で、「連絡内容を承知しました」「変更点を承知しました」のように、同意というより「情報を受け取った分かった」場合。

このときに使うのが、使うのが、enterado / enterada。フォーマルに表現したい場合は Ya estoy enterado / enterada.

個人的にenteradaって音の響き好きですね。。

「分かりました」は、この場合、Vale では少し軽すぎますし、De acuerdo では意味が少しずれます。

自然なのは (lo) entiendo. または Entendido. です。

「Lo entiendo, Entendido は「今の説明、理解できました」という知的な理解を示します。分からないまま Vale や Sí で流すよりも、理解したときには Lo entiendo と言えるほうが、相手との信頼関係も築きやすくなりますね。

スペイン語学習者がよくやってしまうのが、すべての返事を  やEstá bien で済ませることです。Sí は「はい」ではありますが、理解したのか、同意したのか、流れを受けただけなのかが分かりません。

是非、今回ご紹介したフレーズを声に出して使ってみて下さい。日本語の感覚を少し分解するだけで、あなたのスペイン語はぐっと自然に磨きがかったものになります。