【出会いから別れ際まで】スペイン語の挨拶表現集

Hola. 先日のスペイン語圏への旅行において覚えておきたいフレーズをまとめまして、その中で挨拶も触れました ↓↓

 

 

 

 

が、書いた後、「挨拶って自分から挨拶しただけでは終わらないよな~、逆に挨拶されることもあるよな・・絶対セットでついてくるフレーズもあるし・・」と思い、今回追加で出会い~別れ際までのスペイン語の挨拶表現をやや詳細にまとめてみることにしました。それぞれの挨拶表現の違いや、使う際のポイントについても補足説明をいれてみましたので、ご参考いただきつつ、フレーズを実際の会話で使ってもらい、心の通った会話の一助になれば嬉しいです。

 

 

出会いの挨拶

まず、スペイン語での出会いの挨拶について紹介します。スペイン語には、状況や相手に応じて使い分けることができる、さまざまな出会いの挨拶表現があります。

 

Hola

最も基本的で一般的な挨拶が「Hola」(オラ)です。日本語の「こんにちは」に相当しますが、時間帯に関係なく使えるため、朝でも夜でも使用可能で、友人や知人、さらには初対面の相手に対しても使えるという万能な挨拶です。グアテマラの Soledad先生の自己紹介ビデオ冒頭でも、Holaと言ってますね。

例:Hola, ¿cómo estás?(こんにちは、お元気ですか?)

 

 

Buenos días

「Buenos días」(ブエノス ディアス)は、朝に使われる挨拶です。日本語の「おはようございます」に近い意味合いですが、昼近くまで使われることがあります。Holaよりもフォーマルな場面で使われ、初対面の相手に対して使うのに適しています。

例:Buenos días, señor Suzuki.(おはようございます、鈴木さん。)

 

Buenas tardes

「Buenas tardes」(ブエナス タルデス)は、午後に使われる挨拶です。日本語の「こんにちは」に相当しますが、時間で区切らず昼過ぎから日が沈むまでの間に使用されます。

例:Buenas tardes, ¿cómo está?(こんにちは、お元気ですか?)

 

Buenas noches

「Buenas noches」(ブエナス ノチェス)は、夜の挨拶。日本語の「こんばんは」です。夜の出会いの場面で使用されるほか、別れの際にも使われます(これについては3.4項にて後述します)。

例:Buenas noches, María.(こんばんは、マリア。)

 

調子を伺う挨拶

次に「元気?」といった相手の調子を伺う際に使われる挨拶表現を見ていきましょう。スペイン語圏ではほぼ1項で述べた挨拶とセットで使われますし、スペイン語のオンラインレッスンでもよく聞かれる表現です。

¿Cómo estás?

「¿Cómo estás?」(コモ エスタス)は、最もよく使われる表現です。スペイン語を知らない方でも聞かれたことの多い表現ではないでしょうか?意味は「元気ですか?」であり、友人や親しい間柄の人に対して使われます。とりあえずこれを覚えておけば大丈夫!という鉄板フレーズです。

例:Hola, ¿cómo estás?(こんにちは、元気ですか?)
回答例:Estoy bien, gracias. ¿Y tú?(元気です、ありがとう。君は?)

 

¿Qué tal?

「¿Qué tal?」(ケ タル)もよく使われる表現で、「調子はどうですか?」という意味です。こちらはややカジュアルな表現で、友人や同僚との会話でよく使われます。

例:¡Hola! ¿Qué tal?(やあ! 調子はどう?)
回答例:Todo bien, ¿y tú?(順調だよ、君は?)

 

¿Cómo te va?

「¿Cómo te va?」(コモ テ バ)は、¿Qué tal?と同様に相手の調子や生活がどうであるかを尋ねる際に使いますが、少しフォーマルな表現でビジネスシーンでも使われます。相手に対して少し距離を置いた感覚を持たせたいときに使用するのに適しています。

例:Buenas tardes, ¿cómo te va?(こんにちは、調子はどうですか?)
回答例:Estoy bien, gracias. ¿Y a usted?(順調です、ありがとうございます。あなたはいかがですか?)

 

¿Cómo ha estado?

ちょっと応用のものも一つ入れてみました。「¿Cómo ha estado?」(コモ ア エスタード)は、さらにフォーマルな表現。特に年配の方やあまり親しくない相手に使われます。Ha estado ~は英語でいう現在完了形であり、「これまで元気でしたか?」という意味合いを持ちます。

例:Buenos días, ¿cómo ha estado, señora Mizuki?(おはようございます、みずきさん、これまでお元気でしたか?)

回答例:He estado bien, gracias. ¿Y usted?(元気にしていました、ありがとうございます。あなたはいかがでしたか?)

 

別れの挨拶

最後に別れの際に使われる挨拶表現を紹介します。これがさらっと言えたら良い感じに解散できますし、再会の期待を伝えることにもなると思います◎

Adiós

「Adiós」(アディオス)も聞かれたことがある方も多いのではないでしょうか?最もよく使われる別れの挨拶で、「さようなら」という意味です。どのような状況でも使える便利な表現ですが、ニュアンスとしては相手としばらく会えない場合に使われることが多いです。Lorena先生の自己紹介動画の最後でも Adiós と言ってますね。

例:Adiós, nos vemos pronto.(さようなら、またすぐに会いましょう。)

 

Hasta luego

「Hasta luego」(アスタ ルエゴ)は、「また後で」という意味で、再び会う予定がある場合に使われます。「Adiós」に比べて軽いニュアンスを持つ別れの挨拶で、日常的に使われます。

例:Hasta luego, cuídate.(また後でね、お元気で。)

 

Nos vemos

「Nos vemos」(ノス ベモス)は、「また会いましょう」という意味です。ややカジュアルな別れの挨拶で、友人や同僚に対して使われます。Nos vemos pronto (すぐまた会いましょう!) は私も音が好きでよく使います・・・。

例:Nos vemos mañana.(また明日ね。)

 

Buenas noches

1.4項で出会いの挨拶としても紹介しましたが、「Buenas noches」(ブエナス ノチェス)は、「おやすみなさい」の意味合いを持ち、別れの際にも使われます。一石二鳥の言葉ですね。

例:Buenas noches, hasta mañana.(おやすみなさい、また明日。)

 

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか?挨拶は単に言葉を交わすだけでなく、相手の心を開くものです(ギリ昭和世代の感覚です 汗)。状況や相手に応じて適切な挨拶を選び、使い分けるとスペイン語ネイティブの方も驚いたり、喜んだりしてくれて、より豊かな交流を楽しむことができますので、ぜひ挨拶の表現を覚えてみて下さい。