【コラム】スペインの祝日は本気で休む (メーデーにご注意)
皆さんは、ゴールデンウィークご旅行の予定はありますか?私はスペインのアラゴン州とバレンシア州に旅行に行くことにしました。
クスコか、スペインか
スペイン語の教室、運営者たるもの、やはり長期旅行の際にはスペイン語圏に行くしかありません。これが職業的矜持というと大げさですが、「せっかくなら」という気持ちがあります。今回クスコでマチュピチュなどがっつり遺跡巡りかスペインでのんびりするプランを考えたのですが、最終的にはクスコ行きの航空券が40時間で、、着いた頃にはひからびてそうで、回復に時間がかかりそう。しかも航空券もスペインのほうが安く(約16万円)、理想と現実のせめぎ合いの結果、今回はスペインに軍配が上がりました。
ムデハル建築を見たい
アラゴン州で見たいのは、ムデハル建築です。
ムデハル建築は12~16世紀に流行った、キリスト教 x イスラム教徒の職人芸の混じったハイブリッドな建築様式です。石ではなくレンガを組み合わせたり、幾何学模様のタイルをつかったりと、素敵な建築です。昔NHKの番組で特集されていて、これはいつか見てみたいなと考えていました。人は案外、テレビで見たものを長く覚えているものですね。

バレンシアは古い町並みも残っていながら、未来的な芸術・科学都市の面もあり、ルートにもきれいにはまるので、組み込みました。建築もそうですが、スペイン好きなら俗っぽく「本場のパエリア食べてみたい」ですよね。
旅先では少しだけ欲張って観光名所も行きながら、スペイン語の能力を使って、そこで暮らしている人が行くようなところにも訪れたいと目論んでいます。いろいろな店を巡るのも楽しいけれど、同じ店に二度行くのも、ちょっと通っぽい。。顔を覚えてもらえたら、それだけで旅の質が変わる気がします。
祝日と国際会議という現実
さて、日本でのゴールデンウィークにあたる4月で旬から5月上旬、スペインも実は祝日があります。それは5月1日のメーデー。Fiesta del Trabajo(労働の日)とも呼ばれます。
調べてみると、スペインのメーデーは、労働者の権利を尊重する意識が非常に強いため、お店やサービス業はがっつりしまるよう。かくいう私も5月1日、 現地でのローカルバスの乗ろうと考え時刻表を調べたら、まさかの「全路線運休」の表示。慌てて旅程を組みなおしました。

この時期はスペイン国内でも旅行シーズン。ホテルの値段も容赦がありません。私は最終日フライトの関係上バルセロナに滞在することにしたのですが、これがびっくりホテルがめっちゃ高いのです。実は3月にもバルセロナに行くのですが、この時1万数千円で泊まれるホテルがなんと5万円台。

同じホテルにしたら楽だと思って調べてこの金額提示されたとき、あまりに値段が離れてるんで、同じホテルだと一瞬思えないんですよね。ホテル名があっているか5度見くらいしました。
調べてみると、どうやらこの時に信号処理や音響の国際会議も開催されてるようで、そのダブル需要により金額が爆増。せっかく安いチケット買ったのに、これじゃ帳消しじゃんと嘆いた後、執念で探し出しエアビーを予約しました。エアビーももれなく値上げしてましたが、ホテルに比べると相対的に値上率が低かったです (多分ビジネス需要の人はエアビーなんて使わないからでしょうか?)。とはいえ、宿泊先のグレードとしてぐっと下がりました(泣)
今回の学びは、「スペインの本気の祝日に気を付けよう!」、「国際会議とかぶらないようにしよう!」という内容でした。長々書きましたが、ムデハル建築を見上げた瞬間に、細かなお金の計算はどうでもよくなるのだろうなと、そんな期待を抱えつつ出発を待っています。


