スペイン語スラング10選のご紹介
スペイン語を学んでいる皆さん、ネイティブの会話やスペイン語字幕の映像を見ていて、突然「¿Qué onda?」や「¡Genial!」などのスラングが出てきて、少し戸惑った経験はないでしょうか?
私は最近スペイン語ではなく、私の”初めて”日記 という英語の作品を英語字幕付きでNetflixでたまに見ていますが、高校生が主人公で「スラング」が飛び交うのですが、これが分からない時があります汗 (文脈からなんとなくこういう意味だろうなと判断しています)。
スラングは文法や辞書にはあまり載っていないものの、ネイティブのリアルな会話には欠かせない要素ですし、スラングを知っていることで以下のようなメリットがあるかと考えています。
現地の人との距離が縮まる:スラングを使いこなせると、ネイティブの話し方に近づけます。ネイティブの人が聞いたときに驚かれ、会話がより自然で親しみやすくなり、相手との距離が縮まりやすくなるため、友人を作りたいときや信頼関係を築きたいときに役立ちます。
日常会話が理解しやすくなる:映画、音楽、ドラマ、SNSのコメントなど、日常的なスペイン語の表現にはスラングが頻繁に出てきます。スラングを知っていると、日常会話やエンターテインメントの内容がより理解しやすくなり、スペイン語圏のコンテンツを深く楽しめます。
実践的な表現が身につく:教科書ではあまり教えられない実践的な表現を身につけられます。実際の会話ではフォーマルな表現だけでなく、フランクでくだけた表現も多く使われます。スラングを知っていると、実際の生活で役立つ表現を増やせるため、スペイン語がさらに実践的なものになります。
この記事ではこの記事では、スペイン語圏で使われるスラングと、その使い方を詳しくご紹介します。学んで使いこなせば、会話がぐっと自然になりますし、相手との言語の壁も一瞬にして消えるものかと思います。
目次
¿Qué onda?
- 意味: 「元気?」「調子どう?」
- 使い方: グアテマラやメキシコでよく使われるカジュアルな挨拶です。「¿Qué tal?」と同じような意味ですが、もっと親しい間柄で使われます。
- 例: 「¿Qué onda, amigo?」(元気かい、友よ?)
Chéver
- 意味: 「いいね!」「すごい!」
- 使い方: 主にコロンビアやベネズエラで使われるポジティブな表現で、物事や状況が「素晴らしい」と感じたときに使えます。グアテマラChévereは使わず、「¡Qué chirelo!」や 「¡Qué calidá!」と言った表現が変わりに使われます。
- 例: 「¡Este lugar es chévere!」(この場所すごくいいね!)
Tío/Tía
- 意味: 「兄ちゃん」「姉ちゃん」
- 使い方: スペインで若者が友達を呼ぶときに使うスラングです。文字通り解釈するとTío/Tíaは「おじさん/おばさん」ですが、親しみを込めた呼び方として広く使われています。尚、グアテマラでは patojo や ishto が変わりに使われます。
- 例: 「Oye, tío, ¿qué haces esta noche?」(おい、兄ちゃん、今夜何してる?)
Buena onda / Mala onda
- 意味: 「良い雰囲気」「悪い雰囲気」
- 使い方: 「雰囲気」や「気分」を表現するスラングで、グアテマラやメキシコなどでよく使われます。人に対して概して使われます。
- 例: 「Ella es buena onda.」(彼女はいい感じの人だよ)
¡Guay!
- 意味: 「すごい!」「かっこいい!」
- 使い方: スペインでよく使われるスラングで、物や出来事に対する称賛の気持ちを表します。
- 例: 「¡Qué guay tu coche!」(君の車、かっこいいね!)
Joder
- 意味: 「くそ」「まじで」
- 使い方: スペインで感情を強調するためによく使われる言葉です。気軽な感嘆としても使われますが、汚いことばなので状況に応じて注意が必要な表現でもあります。グアテマラでは ¡Qué chingar! などと言ったりするようですが、子供が使うと叱られるような表現で、ほぼ使わないようです。
- 例: 「¡Joder! No me lo puedo creer.」(くそっ!信じられない)
Platicar
- 意味: 「話す」「おしゃべりする」
- 使い方: Placticar ではありません。。グアテマラやメキシコで日常的に使われるスラングで、「hablar」「chalar」と同義ですが、もっとカジュアルな意味あいを持ちます。
- 例: 「Vamos a platicar un rato.」(ちょっとおしゃべりしようよ)
Estar en la luna
- 意味: 「上の空」「ぼんやりしている」
- 使い方: 物事に集中していない、気が散っている人を表現するフレーズです。スペイン、中南米全土で使われます。当教室のSoledad 先生も好きな表現だと言っていました笑
- 例: 「Hoy estás en la luna, ¿qué te pasa?」(今日は上の空だね、どうしたの?)
¡No manches!
- 意味: 「嘘だろう!?」「まじで?」
- 使い方: 驚いたり信じられないことに遭遇したときに使われる、メキシコ(あまりグアテマラでは使わない) の代表的なスラングです。
- 例: 「¿Ganaste la lotería? ¡No manches!」(宝くじ当たったの? 嘘でしょ!)
Traido, Traida
- 意味: 「恋人」
- 使い方: グアテマラで novio / novia の代わりに使われます。尚、動詞 Traer とは全く関係がありません。
- 例: 「Quiero tener traida hasta navidad」(クリスマスまでに彼女が欲しい)
まとめ
スラングですが、以上に記述した通り語彙によっては国や地域ごとに違いがあるため、使う際には相手の出身国や文化を考えて使うのがベターです。例えば、「¡Guay!」はスペインでは大いに使われますが、メキシコではあまり聞かれません。また、親しい間柄で使うのが一般的なため、フォーマルな場では避けた方が良いです。
スラングを知っているだけで、スペイン語の会話が一気に親しみやすくなります。今回紹介した表現をオンラインレッスンなど実践の場でも使ってみて身体に覚えこませてみて下さい◎ (Mundo Contigo のスペイン語オンラインレッスンでは、こういったリアルな表現も学べます)。以上、お読み頂きありがとうございました。
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