知っていますか? SaberとConocerの違い

「知る」を意味する動詞、スペイン語では Saber” と “Conocer”の2種 あります。中級者の方はもちろんご存じだと思いますが、この2つの違いをご存じでしょうか?今回例文や問題を交えて違いを説明していきたいと思います。


Saber は「知識、情報や方法を知っている」場合に使います。また、「能力や方法を知っている」という意味でも使われます。

活用は以下の通りです。馴染みのない方は是非声に3回出して詠んでみてください(スペイン語動詞の活用を覚えるには耳で覚えて声に出す、書くということが重要です)。

では、Saberを使った例文を見てみましょう。

  • ¿Sabes dónde está la estación?(駅がどこにあるか知っていますか?)
  • Sé hablar español.(私はスペイン語を話すことができます。)

→ 駅の場所の情報を知っている、スペイン語の知識があるという点でsaberを使っています。

一方、Conocer 「(何かしらの経験を通じて)人、場所、または物を直接知っている」場合に使われます。実際に会ったり、訪れたりして得た経験に基づいていることがポイントで、この経験の有無で決めるとイメージしやすくなります。

例文:

  • Conozco a Keiko.(私は恵子を知っています。)
  • Conozco bien esta ciudad.(この街をよく知っています。)

一つ目の例文では、恵子をという情報を知っているから Sé (saber) なんじゃないかと思われるかもしれませんが、恵子に会った経験があるからConozcoを使います。また二つ目の例文でも、この街を訪れたことがあるのでConocer を使います。

Soledad先生

ポイントは Saber は事実や方法を「知っている」、Conocer は体験を通じて「知っている」と覚えると区別する ことです

それでは実際にスペイン語動詞 saber と conocer 使い分けの例題を解いてみましょう。

問題.  次の文を読んで、saber または conocer の適切な形を選びましょう。解答は少しスクロールすると、書いてあります。

1.¿_______ tú cómo preparar una tortilla española?
(君はスペイン風オムレツの作り方を知っていますか?)

→ 答え:sabes。
「方法を知っている」という文脈なので、 saber を使います。ここでは「作り方」という具体的な情報を尋ねていることがポイントです。


2.No _______ a tu hermano, pero me gustaría conocerlo.
(私はあなたの兄弟に会ったことはありませんが、会ってみたいです。)



→ 答え:conozco
「人を知る・会ったことがある」という文脈では conocer を使います。


3.Nosotros _______ bien este restaurante; venimos aquí todos los fines de semana.
(私たちはこのレストランをよく知っています。毎週末ここに来ます。)


→ 答え:conocemos
この場合は「実際に訪れた経験を通じてレストランを知っている」という意味なので conocer が使われます。


4.Ellos no _______ dónde está el museo.
(彼らは博物館がどこにあるか知りません。)

→ 答え:saben
「博物館の場所」という具体的な情報を知っているかどうかなので、 saber を使います。


以上、SaberとConocerの使い分けのイメージができるようになったでしょうか?今回の記事がお役に立てば嬉しいです。

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