【文法】スペイン語の基本動詞 ir(行く)を学ぶ

スペイン語を学び始めたら、必ず押さえたい頻出動詞があります。これまで 「持つ」の意味の動詞であるTenerや 「作る」という意味の Hacerをご紹介しました。

今回は上記の動詞と同程度使うであろう、「ir(行く)」 を学びましょう。「ir」は不規則動詞なので、活用が少し特別ですが、日常会話では本当によく使われます。「ir」の基本的な使い方や便利な表現をご紹介しますので、参考にしてみてください。

動詞の活用はスペイン語学習の基本、”Ir” の現在形の活用を確認しましょう。発音練習も兼ねて、3回声に出してみてください。

定番の使い方です。「ir」のあとに「a + 行き先」をつけることで、「〜に行く」という意味になります。いわゆる英語の go to 場所の表現です。

例文:

  • Voy al supermercado.(スーパーに行きます)
  • ¿Vas a la escuela hoy?(今日は学校に行くの?)
  • Ellos van al cine esta noche.(彼らは今夜映画館に行きます)

※「a + el」は縮約されて「al」になります。


ir a + 動詞の不定詞 = 〜するつもり・〜しに行く

未来の予定や意志を表す時にも「ir」は使えます。ir a + 動詞の不定詞 (動詞の原形) はとても便利でして、未来形を使わなくても「〜するつもり」を表現できる方法です。そしてとても使いますので是非覚えましょう。 ちなみに表現としては 英語の be going to (do) と同じです。

例文:

  • Voy a estudiar esta noche.(今夜勉強するつもりです)
  • Vamos a comer tacos.(タコスを食べに行こう)
  • ¿Vas a viajar a España?(スペインに旅行するの?)

その他 ir を使った表現も見ていきましょう。

  • ¡Vamos!(行こう!)
     → 相手を誘うときや、気合いを入れるときに使える万能なフレーズです。Let’s go みたいに使われるので、仮にスペイン語圏で観光ガイドを依頼すると、ガイドささんからも言われると思います!
  • ¿A dónde vas?(どこに行くの?)
     → 日常会話でよく使われる質問です。相手の行き先を尋ねる表現です。聞かれたら、Voy a 〇〇 と颯爽と答えましょう。
  • Ir de compras.(買い物に行きます)
     
  • Vamos a empezar.(始めましょう)
     → 会議や授業などで、「さあ始めよう」というときに使える便利な言い回しです。仮にオンラインレッスンを受ける際は、是非使ってみて下さい(先生から使われる可能性が大と思いますが、、)

それでは最後に以下の文に入る ir 、正しい形に書き換えてみましょう。(解答は下部にあります)

① Yo ______ al parque los domingos.
② ¿Tú ______ a la playa este fin de semana?
③ Mis amigos ______ a estudiar esta noche.
④ Nosotros ______ de compras después del almuerzo.
⑤ Ella ______ a empezar la clase pronto.

▼ 答え
① voy
② vas
③ van
④ vamos
⑤ va

まとめ

以上、お読みいただきありがとうございました。「ir」は使いこなせるようになると表現の幅が一気に広がります。

「〜へ行く」「〜するつもり」「行こう!」など、ご想像してもらうと分かる通り、日常のあらゆる場面で活躍する動詞です。しっかり活用を覚えて、たくさんの例文で慣れていったり、実際に会話で使ってスペイン語の基本動詞を身体に覚えさせていきましょう!

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