【スラング】Lorena 先生厳選! スペイン語の通なスラングのご紹介

以前スペイン語のスラングの記事を書きましたが、

今回はさらにディープなスラングをご紹介します。Mundo Contigoの教師にスラングを募り、教えてもらったまさにネイティブだからこそ知っているスラング!? 今回掲載のものはLorena先生に教えてもらいました。

スペイン語とひとことで言っても、国や地域によって表現が大きく異なります。スペインと中南米のスペイン語で違うのは有名ですが、中米のグアテマラにも独自のスラングがたくさん存在します。

スペイン語学習者が旅行や留学でグアテマラを訪れると、「あれ?教科書にない単語が飛び交っている!」と驚くこともしばしば。こうしたスラングは、辞書に載らない“生活の言葉”であり、現地の人と距離を縮める魔法のフレーズでもあります。

今回は、グアテマラを旅したり、現地の人と話したりすると耳にするかもしれない代表的なスラング5選 をご紹介します。尚、スラング説明のスペイン語はLorena先生ご作成です。

意味:子ども、若者
Se refiere a niño o muchacho

  • Ese patojo es mi primo. = あの子は私のいとこです。

私は最初聞いたとき、なんのこと??となりました。 patojo(男性)・patoja(女性)で使い分けますが、なんとも愛らしい響きですね。スペインやメキシコで「子ども」と言うときは niño/niña を使いますが、グアテマラでは patojo/patojaも使います。

使われる場合、親しみを込めて使うことが多く、日本語でいう「ちびっこ」に近いニュアンスです。「¡Qué lindo el patojo!(その子かわいいね!)」なんて言えば、あなたもきっとグアテマラ通です。

意味:犬
Perro

  • El chucho de la vecina siempre ladra. = 隣の家の犬はいつも吠えている

犬のことを 概して perro と言いますが、グアテマラの普段の会話では chuchoもよく使われます。散歩中の会話や道端の看板にもこの単語が出てきます。

ちなみに、人に対して使うと「ケチ」という意味になることも。

  • No seas chucho, compartí tu comida por favor.(ケチケチしないで、食べ物分けちょうだいよ)

場面ごとに意味が変わるのがスラングの面白さでもありますね。

意味:車に乗せてもらうこと
Recoger y llevar a alguien en un carro

 

  • ¿Me das un jalón hasta el mercado?
    (市場まで乗せてもらえませんか?)

これも初めて聞いたとき「はて?」となりました。グアテマラの日々の生活はチキンバスやピックアップトラック(乗り合いタクシー)の移動が基本。知り合いや友人に「ちょっと送って!」と頼むときにもなど、そんなやりとりの最中に「jalón」という言葉が聞こえてくるかもしれません。

旅行者が現地の人に「jalón」という単語を混ぜてお願いすると、ぐっと距離が縮まりますし、ニクイやつと思われます。 (もちろん安全面には十分ご注意くださいね!)

意味:水を入れるプラスチック容器
Recipiente plástico para agarrar agua.

  • Llená el cuacal con agua, por favor. = 容器に水をいっぱい入れて下さい

グアテマラの家庭や農村でよく見かける大きなプラスチック容器。Lorena先生がレッスン時に Cuacalを持ってたりしますね。

水をくんだり保存したりする生活必需品で、現地では「cuacal」と呼ばれます。

意味:お金(グアテマラの通貨を指す俗語)
Es una moneda de guatemala.

  • No tengo ni una choca.  = 一銭も持ってません。

グアテマラの通貨はケツァール(quetzal = GTQ)。一方で若者や庶民の会話では「la choca」というスラングも使われます。標準的な dinero よりもローカル色が強く、いかにも「グアテマラっぽい」響きなような気がします。

市場やバス代のやり取りで耳にすると、「ああ、自分は今まさにグアテマラにいるんだ」と実感できるかもしれません。

スラングはフォーマルな場では使いませんが、現地の人との会話をより理解するためや距離を縮めるために知っておいたほうがお得です。patojo や chucho を知っているだけで、相手は「この人、グアテマラのスペイン語よくわかってる!」と笑顔になってくれるはずですし、それでこちらも表情が緩むと思います。

大それた話に聞こえるかもしれませんが、教科書には出てこない単語を学ぶことは、単なる語学以上の意味があります。そこにはその国の文化や生活習慣が色濃く映し出されてるもので、知的好奇心をそそるものです。Mundo Contigo のオンラインスペイン語レッスンでは、こうした「辞書に出てこないリアルな言葉」も先生たちから学べます。2回の無料体験レッスンもございますので、旅行や留学前の予習などぜひ一緒に生きたスペイン語を体感してもらえますと幸いです。


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