【体験レポート】医療スペイン語レッスンを実際に受けてみました
7月21日から開始した医療スペイン語レッスン。Mundo Contigoを運営する私も実際受けてみましたので、レッスンの様子や気づき、講師とのやり取りなどを詳しくレポートします。
このレッスンってどうなのだろうと、気になってたり、疑問に思っている方の参考になれば嬉しいです。
目次
レッスンスタート:リラックスしたアイスブレイク
今回担当してくれたのはLorena先生。冒頭は「日本は暑い?気温は何度くらい?」という、たわいもない会話からスタート。「33度くらいだよ。今朝ゴミ出しに行っただけで汗だくでした…」なんて話から、自然と会話モードに入っていきました。
その後医療スペイン語のレッスンがスタート。テーマは第9課の生活環境、服薬状況を聞くです。テキストを共有頂き、まずはその日のテーマと目標を先生が丁寧に読み上げてくれます。学ぶべき内容が明確になり、頭が整理される感覚がありました。

見えてますね・・。普段からニコニコおっとりした人です。)
(テキストサンプル)
主要フレーズの練習:質問→応答→応用へ
その後は重要なパートである主要フレーズへ。
¿Duerme bien por la noche? = 夜はよく眠れていますか?
まず先生がフレーズ1を読み上げ、生徒である私が発音をリピート。その後、先生による文法的なポイントを押さえた説明がありました(スペイン語での説明ですが、日本語でテキストは併記されています)。
次に実際先生からフレーズを使って質問をされ、それを私が答えると言う練習がありました。
質問に対しては、
” Duermo bien porque no tengo estrés recientemente. (夜はよく眠れています。なぜならストレスが最近ないから)” と返答。先生からも「それはいいね」とリアクションがありました。
次に上記フレーズを使って、Lorena先生に質問するように指示がありました。質問してみると、先生からは
“Duermo bien. Pero una vez no, por temblor. (よく眠れているが、こないだ地震で一度起きてしまった)” との返答。
¿Duerme bien por la noche? と実際発音して質問することで、理解が深まる感じがしましたし、実際に先生が患者に成り代わって回答してくれるので、生徒側としては質問を練習する場になるし、スペイン語ネイティブから応答を理解する練習にもなりますね。
¿Tiene mucho estrés últimamente? = 最近、ストレスは多いですか?
フレーズ2以降も同様の進め方で進めていきます。 ここでは Tener (持つ) を使って、estrés だけでなくmiedo (恐れ、不安) やsueño( 眠気) などいろんな名詞に置き換えて使える表現だと教えてくれました。
先生からの質問に対しては、
“No tengo mucho estrés porque ahora estamos en la estación de vacaciones del verano. (ストレスは多くない、なぜなら夏季休暇時期だから)” と回答。
こちらからの質問に対しては
” Tengo estrés o miedo por causa de temblor (地震のせいでストレスや恐怖を感じる)”
とのこと。日本人である私は地震にある意味慣れっこになってしまっているんだろうなと自覚しました。。。
¿Está tomando algún medicamento actualmente? = 現在、何か薬を飲んでいますか?
フレーズ3も同様に進んでいきます。フレーズのリピート後、同フレーズを使って先生から質問あり。
”Tomo el medicamento natural hecho en China para prevenir inflamación de la piel. Un tipo de hierba. (皮膚の炎症を防ぐために漢方薬を服用しています。) “
と回答しました。漢方を取っているのですが、具体的に漢方を何というか分からないので、el medicamento natural と答えました。

同様に先生に質問すると、何やら DOLONEUROBION という薬をとっているようです。(ビタミンB群と鎮痛成分が配合された鎮痛・神経保護薬)。
処方箋なしで買えるのかを聞くと買えるようで、薬局で買うと高いとのことのですが、サプリメント的な同じようなものが小さな店でも買えるらしくて、それを買うようなこと言ってました。注射タイプもあるらしくて、それは高額とも仰ってました。
会話例 :自然な応答の繰り返し
主要フレーズを使って学習、話が盛り上がったところで会話例に移りました。テキストの会話例をもとに、覚えたフレーズを繰り返し発話。ここでも同様に先生から質問されるので、それに応じて回答。またこちらからも質問して話が弾みました!
最後にある ¿Toma algún otro medicamento? =ほかに薬を飲んでいますか?
のところで、”A veces, tomo el medicamento natural para mejorar la digestión bien. Solo en caso de indigestión (消化を良くするために、時々漢方薬を服用します。消化不良の時だけです。)”。と回答しました。太田胃散のつもりです…
「いつも飲んでるの?」と聞かれて、「脂っこい食事の時だけだよ」と返答しました。 全般 “medicamento natural”を連発しすぎて、西洋医学を信じていない人に思われてないか、ちょっと不安になりました(笑)

ロールプレイ :アドリブもあり
お次は睡眠の様子やストレス、服薬について尋ねるシチュエーションのロールプレイ。まずは私が医療従事者として台本のセリフを読み、先生が患者役として応答。その後は役割をスイッチしてもう一度実施。
ひとしきり終えたあと、Lorena先生に「この人はできる人」認定されたのか、台本が終わったあともアドリブ展開でロールプレイが進みました!!自由な質問がどんどん来て焦りましたが、何とか答えることができました。(あまりに不意打ちだったので、何を回答したか忘れた位ちょっとしどろもどろしちゃいました汗。多分風邪予防にビタミンCのサプリ取ってるとかそういうことを伝えた記憶があります・・・)

こういう緊張感がたまにあったほうが面白いですし、実際の医療の場面では想像だにしないやりとりがあるでしょうから、こういう練習もいいなと思いました。
口頭作文 :理解の定着と広がり
最後の仕上げです。これは単純に単語を使って、文章に当てはめていくだけなので明解。今日覚えたフレーズの復習になりました。

6. 語彙~レッスン終了
最後は本課の関連語彙です。先生が見本として発音してくれるので、それに続いてリピート。そしてその後1人で発音していきます。
語彙がたくさんあったのですが、pastilla(錠剤)は中南米ではPíldoraとも言うとか教えてくれたり、cansancio mental(精神的疲労)、cansancio físico (肉体的疲労) にも応用できるねなどと語彙表に載っている単語から派生して補足情報入れてくれて、参考になりました。
そうこうしていると、時間としてはレッスン開始から28分経過と、25分のレッスン時間から多少オーバーしてしまったのですが、先生としては全く気にする素振りではなく、むしろちゃんと終わらせなければと言う使命感を持って、最後までしっかり丁寧に教えてくださいました。

振り返ると、フレーズ → 発音 → 実践 → 応用 → (アドリブ) → 復習と語彙 と無理のない流れで、自然と学習できるのがこのレッスンの魅力です。
以上ご参考になれば幸いです。医療スペイン語をこれから学びたい方、無料体験レッスンもございますので、ぜひ一度体験してみてください!
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